今日、世界スーパーフライ級の王座戦が、
アメリカシカゴより、河野公平選手と亀田興毅選手との対戦で行われました。
河野公平選手と亀田興毅選手は、
ずっと対戦が実現せずに、ファンをモヤモヤさせており、
今回の世界戦の実現は、互いのファンにとっては待望のマッチメイクでした。
試合が始まる前から、
ワタナベジムでの発表、試合前の会見と、
亀田節に対して世間からは賛否両論。
長く試合をしてなかったブランクのある亀田興毅選手は、
亀田一家の未来も担うという意味で、どうしてもアピールから内容まで圧倒する必要があったようです。
河野公平と亀田興毅の世界戦の予想と結果
王座戦が始まる前の河野選手と亀田選手の試合予想は、
ほとんどの人が河野選手有利と判断しました。
やはり、タイの強豪デンカオセーンへのKO勝利と、
ドミニカのヒメネス選手への判定勝利が、
河野公平選手の国内最強(同階級)を確実視させていたのでしょう。
実際に、今日行われた亀田興毅選手との世界戦では、
2回にKOを奪うなど、優勢なまま試合を終わらせました。
河野公平選手と亀田興毅選手の試合の結果は、
3−0(115ー109、113ー111、116ー108)、
2回のダウンも含めて、河野公平選手の完全勝利で終焉しました。
河野公平と亀田興毅の試合後のコメント。引退宣言?
互いに試合前からピリピリと、
その緊張感は最高潮に達してました。
特に、ワタナベジムへの亀田選手の乱入パフォーマンスは、
周囲の人間たちも巻き込んで、感情的にさせました。
今回の勝利に河野公平さんは、
「この試合にすべてを懸けていた。2回に亀田選手からダウンを奪うことができてうれしい」
とコメントしており、試合までに懸命にこなした練習に、誇りをもっているように感じました。
亀田興毅が引退宣言?
試合後に亀田興毅選手は、
「これがラストマッチ。勝っても負けてもこの試合が最後だと決めていた。これ以上、先はない」
とコメントし、引退を連想さすような面持ちでした。
実際に、すぐに「亀田興毅引退」の見出しのニュースが、
ネットで飛び交い、すぐに拡散され話題になっています。
今回の亀田興毅選手は4階級制覇に向けた新スタートのように思えましたが、
実際問題、3兄弟の現状を見据えてみれば、敗北は許されない1戦だったといえます。
まだ28歳の若さで引退・・・・。
これまでに背負うものが大きすぎたように思えます。
ワタナベジムへの乱入での亀田興毅選手に対しても、
ある程度でバラエディで大人な部分を見せてただけに、
誰もが迷いなく「パフォーマンス」と割り切り、
かつてほど苦言もなかったのも寂しかったです。
試合数の少なさから、生活をするために仕事は他にあるというのも大きいでしょう。
「勝って終わりたかったけど、きれいさっぱりやめる。3階級制覇もできて満足している。いいボクシング人生だった」
結局、亀田興毅選手の戦歴は、33勝(18KO)2敗の3階級制覇。
敗北はポンサクレック選手に続いて、河野公平選手のみでした。