私たちに多くの情報や娯楽を与えてくれるインターネットは、現代の日常生活において必要不可欠な存在といっても過言ではありませんよね。そんな便利なインターネットですが、その便利さを悪用する者たちが多くいることも事実です。また、日々進化し続ける技術と並行して、詐欺の手口もより巧妙に進化しています。
情報が力となる現代において、知っているのと知らないのでは天地の差があります。今回は、安心安全なインターネットライフを送るためにも、知っておくだけで防げるネット詐欺とその対策方法についてご紹介します!
偽サイト・詐欺サイト
メールやショートメールを確認する際に、「添付されているURLを何気なくクリックすると、よく自身が利用するサイトのログイン画面に接続された」。こんな経験ありませんか?
実はそれ、模倣された偽サイトかもしれません!!
偽サイト詐欺では、契約しているキャリアや大手ショッピングサイトのログイン画面を模倣したものが多く気づきにくいというのが厄介な点です。
偽サイト詐欺の対策方法
一番確実な方法は、本物のサイトとURLを見比べることです。ただし、大手ショッピングサイトであるAmazonのURLで例えると、「~amazon.co.jp~」が「~amazom.co.jp~」に変わっているだけ、などパッと見ただけではほぼ気づけないほど些細な変更がほとんどなため、細心の注意が必要です。
また、表示されたログイン画面はスクリーンショットで撮影された画像がただ貼り付けられているだけという場合が多いため、メニューバーなど普段はクリックできる部分がクリックできないというのも偽サイトの大きな特徴です。
もし、誤ってIDやパスワードを入力してしまった場合には、早急にそのサイトのパスワードを変更することをおすすめします。
IDやパスワードを一括管理
とはいえ、同じIDやパスワードを多数のサイトで使いまわしている方も多いのではないでしょうか?全サイトのIDやパスワードを変更するのはとても大変で、ましてや自身が何のサイトに登録しているか、全て把握できていなかったりなんてこともありますよね。
そんな方にはIDやパスワードを一括管理できるアプリなどもおすすめです。アプリでなくても、最新のスマートフォンではIDとパスワードを一括管理できるシステムが標準搭載されているため活用することをおすすめします!
またGoogle ChromeやFire Foxなどでは、ウェブブラウザ上でIDやパスワードを一括管理できるため、こちらもおすすめです!
フィッシング詐欺
こちらは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?フィッシング詐欺は、偽サイト詐欺と非常によく似ているのですが、厄介さが段違いです。
まず、偽サイト詐欺とは異なり、模倣されるサイトやログイン画面が銀行やクレジットカード会社のものがほとんどです。サイトの作りこみも段違いで、よくみるとフォントや大きさが違ったり、改行の位置が違ったり、記載されている日付がずれていたるなど本当に小さい違いはあるのですが、本物のサイトとほぼ違いがないというのが最大にして最悪な特徴です。
フィッシング詐欺の対策方法
偽サイト詐欺同様に一番確実な対策方法は、本物のサイトとURLを見比べることです。どんなに巧妙に作りこまれていても、URLだけは完璧に模倣できません!URLをクリックしてしまうと、コンピューターウィルスに感染したり、クレジットカード番号だけではなく、個人名や住所も簡単に引き抜かれてしまうため、細心の注意が必要です!
最後に
今回は、最新の模倣サイト詐欺についてご紹介しました。
実は、私もApple IDの模倣サイト詐欺に引っかかってしまった経験があります(笑)そのときはショートメールにURLが添付されてきたのですが、ログイン画面では全く気づけませんでした。ふとURLを確認すると明らかにおかしかったので、即パスワードを変更して対処したため何も起きませんでしたが、クレジットカードや住所とも紐づけられていると考えた時にはゾッとしたことを覚えています。
便利な現代だからこそ、その影に潜む闇もより大きく巧妙になっています。みなさんも最新の注意を払って、安心かつ便利なインターネットライフを楽しみましょう!