「早急」正しく読める?実は間違った読み方が定着している日本語7選

意外と読み方や意味を知らない日本語って、ありますよね。たとえば、云々 意味を知っている人が果たしてどれほどいるでしょうか?文章や言葉を引用する際に、その後の言葉を省略するために使う言葉で、口頭ではサラッと出てくるものの、漢字にするとど忘れしてしまうこともあるでしょう。日本語は奥ゆかしい言語で、時に直球表現とはかけ離れた使い方をしたりもするので、空気を読みながら日本語を理解するのは、日本人であっても難しいことがありますよね。さて今日は、意外と知らない日本語の読み方を7つ、抜粋してご紹介していきます。これらの日本語、本来の読み方を知っていますか?

本当はそう読むの!?意外な読み方をする日本語7

【早急】は「さっきゅう」

「早急にお願いします」など、急ぐ時に使う言葉。早急 読み方は「そうきゅう」が一般的ですが、実は「さっきゅう」が正解なんです。早退(そうたい)や時期尚早(じきしょうそう)など、「そう」と読む熟語がおなじみの漢字が使われているので、つい「そうきゅう」と読んでしまいがちですよね。今となっては「さっきゅう」も「そうきゅう」も正解とされているので、気にせずに使える熟語となりました。

【雰囲気】は「ふんいき」

「雰囲気」を「ふんいき」と読むのは、誰もが知っているように思います。しかし、「ふんいき」という言葉の発音のしづらさから、「ふいんき」と言う人も多いことをご存知でしょうか?文字に起こすと「ふんいき」と読めるのですが、口語として口から発する際にはつい「ふいんき」になってしまう人がいるとのこと。あなたは、「このお店良い雰囲気だね」と言うとき、どのように発音していますか?

【重複】は「ちょうふく」

同じようなものが重なって存在していることを「重複している」などと言いますが、「じゅうふく」と言うケースがありませんか?実は「ちょうふく」が正解。「重」という読み方に引っ張られて、間違ったまま定着してしまったといわれていますよ。正しい読み方を知っている人にとっては、「じゅうふく」と読まれるほうが違和感を覚えると思いますが、一般的にはむしろ「ちょうふく」と読む人のほうが少なくなっているのだとか。

【代替】は「だいたい」

代わりの何かを示すときに使うこの言葉は、「代替案を出す」などというシチュエーションで用いられますね。「だいがえ」と発音されることが多いですが、実は「だいたい」と読みます。「だいがえ」と読む人が多いことから、最近では変換も「だいがえ」で機能するようになっているのだそうですよ。もし口頭で使う機会があれば、ぜひ正しい読み方「だいたい」と言ってみてくださいね。

【捏造】は「でつぞう」

ニュース番組でもよく耳にする「捏造」という漢字、当然のように「ねつぞう」と読みますよね。実は、「でつぞう」が正解なんです!同じ意味でカジュアルに使われる「でっちあげ」という言葉は、何を隠そう「でつぞう」に由来しているのだそうですよ。今では「ねつぞう」と読む方が一般的で、正しい読み方をしても誤りと判断されてしまいそうですよね。

【他人事】は「ひとごと」

自分には直接関係のない出来事や状態を表すときに使う「他人事」は、実は「たにんごと」とは読まないんです。もともとは「人事」と、読み方そのままの漢字を用いていたというこの日本語。しかし、人事では「じんじ」とも読むので、使う側も読む側も混乱してしまうと理由で、「他人」という漢字に置き換わったのだそうです。しかしNHKなどでは、あえて漢字を使わずに「ひと事」「ひとごと」と表記するなど、工夫が施されていますよ。

【漏洩】は「ろうせつ」

情報漏洩などというときに使われる「漏洩」、実は「ろうせつ」と読むのだそうです。ニュース番組でも「ろうえい」と発音されていることから、正しい読み方が違っていたことは衝撃でしたね!

まとめ

意外と知られていない、日本語の正しい読み方をご紹介してきました。あなたはいくつ知っていましたか?「慣用読み」は、間違ったほうの読み方が定着したことで、むしろ正しい読み方のほうが、認知度が低くなっているのが特徴的。本来の読み方をしたら、間違いだと訂正されてしまった…なんていう悔しい経験をした人も、多いのではないでしょうか。慣用読みが定着すると、学生のテストもさらに難しくなってきますね。日本人として、正しい日本語を美しく使い続けたいものですね!

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