【eスポーツ】オリンピック大会|次の開催場所はどこ?競技種目も詳しく調査

近年、急速に注目を集めているeスポーツは、従来のゲームの枠を超え、国際的なスポーツイベントとしても大きな存在感を示しています。特に「オリンピック大会」との関わりは、多くのファンや関係者の関心を集めるテーマですね。次回の開催場所はどこになるのか?また、どのような競技種目が選ばれているのか?今回は最新情報を徹底調査し、eスポーツとオリンピックの今後の動向を詳しく解説します。

eスポーツはオリンピックに採用されているのか?

まず「eスポーツとオリンピックの関係」について整理しましょう。

公式オリンピックの“本競技”ではない

2024年パリ五輪や2020年東京五輪においても、eスポーツは正式種目ではありません。しかし、オリンピック委員会(IOC)は、デジタルスポーツの発展に注目し、「オリンピック・eスポーツ・シリーズ」という別枠の国際大会を2021年以降に開催しています。この国際大会は、ブックメーカーのeスポーツでも話題になり注目を集めましたね。

しかし、eスポーツの存在感は高まっている!

しかし、国際オリンピック委員会(IOC)はeスポーツの可能性に注目しており、「オリンピック・eスポーツ・シリーズ」は、eスポーツをオリンピックの正式競技に昇格させるための準備的な取り組みと位置づけられており、健全性や公平性が重視されたスポーツ性の高いゲームタイトルが選ばれています。また、2022年のアジア競技大会ではeスポーツが正式種目として採用されるなど、国際的なスポーツイベントでのeスポーツの存在感は高まっています。

次のeスポーツオリンピック大会はどこで開催?

次回のeスポーツオリンピック大会について見てみましょう!

次回の開催地・日程は?

次回のオリンピックeスポーツ大会は、サウジアラビアの首都リヤドにて2027年に開催される予定です。もともとは2025年の開催が計画されていましたが、準備期間の延長などの事情により、開催が2年間延期されることが発表されました。この大会は、国際オリンピック委員会(IOC)とサウジアラビア国内オリンピック委員会(NOC)が結んだ12年間にわたる提携によって実現されます。

なぜサウジアラビアで?

サウジアラビアは、国家の大規模改革計画「ビジョン2030」の一環として、eスポーツを含むエンターテインメント分野の成長に積極的に取り組んでいます。これまでにも「eスポーツ・ワールドカップ」といった大規模な大会を開催し、同国はeスポーツの重要な拠点としての地位を築いています。

eスポーツオリンピックの競技種目とは?

大会では複数のeスポーツタイトルが競技種目として採用される予定であり、ゲームの選定は各国際競技連盟と連携しながら進められます。具体的な競技タイトルや形式については、今後の公式発表を待つ必要があります。

しかし、オリンピックが掲げる「健全性」「公平性」「競技性」に基づき、過去のeスポーツシリーズでは一部の人気FPSやMOBA系タイトルは除外されるでしょう。代わりに、実スポーツに近いデジタル競技が多く採用されると思われます。

競技カテゴリタイトル名(ゲーム)
野球eBASEBALL パワフルプロ野球(KONAMI)
サイクリングZwift(ズイフト)
自動車レースグランツーリスモ(Sony)
チェスChess.com(デジタルチェス)
アーチェリーTic Tac Bow
セーリングVirtual Regatta
テコンドーVirtual Taekwondo
テニスTennis Clash
ダンスJust Dance(Ubisoft)

なぜMOBAFPSは選ばれないのか?

人気タイトルである『League of Legends(LoL)』や『Valorant』、『Counter-Strike』などがeスポーツオリンピックに選ばれにくい理由は、暴力表現への懸念、ライセンスや権利の問題、公平な競技環境の維持が難しいこと、ルールの複雑さで観戦者に分かりづらいこと、そして国際的な政治・社会配慮が必要なためですね。IOCは「教育的・健康的な内容であること」を重視しており、あくまで “スポーツ性のあるゲーム”が中心です。

今後の展望とeスポーツの五輪化の可能性

eスポーツが正式な「オリンピック競技」となる可能性も、将来的には十分あり得ます。以下の理由からです。

IOCの姿勢は「前向き」

IOCはこれまで、eスポーツに対して慎重な姿勢をとっていましたが、2021年以降は明らかに積極的に関与し始めています。

  • 2021年:「オリンピック・バーチャルシリーズ」初開催(野球・サイクリングなど)
  • 2023年:「Olympic Esports Week」をシンガポールで開催
  • 2024年:パリ五輪におけるeスポーツ展示イベントの実施予定

これらの動きは、eスポーツが五輪の「未来のスポーツ文化」として検討されている証拠といえるでしょう。

eスポーツの国際競技連盟が活動中

「IESF(International Esports Federation)」や「AESF(アジアeスポーツ連盟)」などが、国際標準の整備と普及を進めています。

若年層・デジタルネイティブへのアピール

五輪側は若者離れや視聴率低下への対策として、Z世代やα世代に人気のeスポーツを取り入れることでデジタル世代の関心を引きつけようとしています。

最後に

eスポーツはもはや単なる娯楽ではなく、「国際スポーツ文化」としての地位を確立しつつあります。正式種目としての採用は早くても2032年のブリスベン五輪と予想されていますね。そして、競技としての健全性と公平性を保ちつつ、世界中のプレイヤーが競い合える舞台が整っていく中、eスポーツの未来はますます明るくなっていくでしょう。

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